400 Bad Request
400 Bad Request
Please forward this error screen to 109.203.124.146's WebMaster.

Your browser sent a request that this server could not understand:

  • (none)/orgds8.txt (port 80)
トップページ > 最新情報(ブログ)
最新情報
6/17(土)『SHOT!』 公開記念ゲスト・トークレポート

2017.6.17
ドレスコーズの志磨 遼平さんにご来場頂き、
SHOT! THE PSYCHO-SPIRITUAL MANTRA OF ROCKの日本プレミア公開初日スペシャルトークを開催しました!
トークの進行役は、ABCラジオ毎週火曜夜10時~深夜1時よなよな~なにわ筋カルチャーBOYZ~のパーソナリティーでもお馴染みの鈴木 淳史さんです。
関西弁が心地いい、約40分間にわたるトークショーとなりました。その時の雰囲気を残しつつ、トークショーの様子を記録しております。
上の写真は、当館屋上にて。東寺を背景にパシャり。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

鈴木どうもこんにちは。本日進行を務めさせて頂きますインタビュアーの鈴木です。今日が、映画『SHOT!』の日本初公開という事で、皆さんは今、映画を観終わられたばかりとなるのですが、志磨さんは、『SHOT!』をいつみられたのですか?


志磨
こんにちは。ドレスコーズの志磨です。僕も今日が初見でした。


鈴木
本日6/17(土)から、ホテルアンテルーム京都にて〈DAVID BOWIE by MICK ROCK〉という写真展を開催しているのですが、今回はその写真展の開催に合せて、京都にて『SHOT!』のプレミア公開が実現したわけですよね。映画の方は如何でした?


志磨
面白かったですよ!すごいですよね、この世代のロックの人は。破滅的というか…。(笑)


鈴木
思っていた以上に、ドラッグのことなんかも出てきますしね。改めてこの時代のロックンロールの背景に触れると。


志磨
自分の体を酷使していて、人体実験に近いというか。ミック・ロックはものすごいヨガとかも好きだし、ヒッピー世代というか、色々と興味がありすぎてああいう事にね…。(笑)


鈴木
色々とね…。決してよくはないんですけどね(笑)


志磨
ミックは、脳みその仕組みとか、精神の世界とかそういう事にも興味があるんでしょうね。西洋人なんやけど、禅とかヨガとか東洋思想にハマるっていうね。昔は、そういうのに加えてダメなお薬も試しつつ、創作的なところで、自分たちがどこまで行けるのか試してたっていう。自由勝手にめちゃくちゃやった結果、ミックの心臓がぶっ壊れてしまって、緊急手術を受けることになってしまったエピソードとか、すごいですよね。


鈴木
そう思うと、ミックさんって長生きですよね。

それで志磨さんは先日、ミック・ロック本人にお会いされたんですよね?


志磨
そうなんです、お会いしたんですよ。彼、めちゃくちゃ元気で。
〈DAVID BOWIE by MICK ROCK〉が東京で開催してた時に(※今年の2/25〜3/13まで原宿のVACANTにて開催)、その展覧会の最終日にミックが来て、彼と対談したんです。彼、ずーっと喋ってましたよ。ものすごい元気で。 (笑)


鈴木
噂によると、通訳の人が間に合わないくらいずーっと喋ってはったとか。(笑)


志磨
通訳の人が、もういい加減話すのやめてって止めてましたからね。(笑)

で、ミックが子供みたいにすごいふてくされて。


鈴木
もう70歳すぎてはるんですよね。


志磨
ね、元気。

鈴木ミックに会われてどうでした?
志磨さんが、10代の頃から憧れたロックスター達を撮っている、憧れのロックフォトグラファーですもんね。


志磨
今回こうやって映画になって初めて、ミックの経歴をまとめて見る事ができるんで分かりやすいんですけど。それまでは、「え、この写真もあの写真もミック・ロックなん!?」っていう感じで。大きい本屋さんでミックの写真集を見つけた時に、ああこの人が撮ってたんやって知って。俺この人に、だいたい育てられてるやん!って思った。


鈴木
それは何歳くらいですか?初ミック・ロック体験は。


志磨
最初、ミックの写真って知らずに見たものなんですけど。

『SHOT!』の劇中にも出てくる写真で、デヴィッド・ボウイがミック・ロンソンの股からニョキって出てる写真を見たのが初体験ですね。昔、《THE DIG》っていうムック本があって、その表紙になってたんやと思う。当時、「わあすごい!これがデヴィッド・ボウイか!ジギースターダストか!」と思って、その本買ったんです。その本の中に、グラムの名盤100選とか、こういう人が活躍したとか、グラムっていうのがどういうアティチュードやったかっていうのがまとめて書いてあって。それで、モット・ザ・フープルとか、T・レックスとか、『SHOT!』の中に出てくる人達のCDを買いだした。そしたら、そのジャケットがまたミックの写真で。多分、それが中学2年とか3年とかかな。


鈴木
今みたいにインターネットがないから、ほんまに掘っていく作業というかね。


志磨
そう。雑誌に写真載ってたとしても、めっちゃ小さい白黒のカットとかで、ちょっと印刷もつぶれてて、なんか妄想が膨らむじゃないですか。わあ、これは何なんやろうってね。今回の〈DAVID BOWIE by MICK ROCK〉のチラシに使われてるボウイの写真とかもね。ミックが撮った写真を見て、まあ当時はびっくりしてましたね。


鈴木
そういったミックの写真が、今ではTシャツとかトートバックになっててね。


志磨
そう、商魂たくましいというか。(笑)

ミックの、「お金について行けばいいねん」みたいな発言が映画の中にも出てきますよね。
あの感じがすごくいい。会った時ミックに「お前、売れろよ」って言われて。
その時、写真を撮ってもらったんですよミックに。
とりあえず、[Photo by ミック・ロック]って大きく書いて写真出せば、今より有名になれるから!って言われて。(笑)


鈴木
いいですね。自分の名前大きく出してくれっていうカメラマンもね、なかなかいないですよね。(笑)


志磨
で、「とにかくロックンロールやるんやったら、お金設けなあかんから。売れな意味無いやん?」って言われて。そんなにはっきり言われたら気持ちいいなと。


鈴木
確かに。日本であんまりそういう発言する人ってなかなかいないから。

「本当に好きな事をさせて頂いてます」的な謙虚な発言とか多いよね。この感じは西洋人特有というか。


志磨
〈70年代を撮った男〉っていうキャッチコピーも、最初は嬉しくなかったみたいで。映画の最後にYeah Yeah Yeahsとか流れてて、フレーミング・リップスとか、現在も写真を撮り続けてるのに、ボウイとかルー・リードとか当時の話ばっかりが取り上げられるなあ~って思ってたみたいです。でも、途中で開き直った時があったそうで、「まあ、でもこれで金になるんやったらええか」と思ったと。「だから、今は適当にやってま~す」みたいな事言ってました。ほんまにこんなイントネーションで。「お金になるし、いっかな~」みたいな言い方でしたよ。(笑)


鈴木
そんな感じなんですね。ミック・ロックって。(笑)


志磨
チャラかったですね。(笑)


鈴木
写真はどんな感じで撮られたんですか?

スタジオに入ってとかじゃなくて、対談の会場で撮った?


志磨
会場の待合室で撮って頂きましたね。最初は僕とミックの2ショットを、別のカメラマンさんに撮って頂いてたんですけど。その内、そのカメラマンさんのカメラをミックが取り上げて、そのままパシャパシャ撮られだした。「立て」とか「座れ」とか言われて、知らん間にミックに撮られてる!みたいな。


鈴木
心の準備が整ってない状況で撮られた?


志磨
必死でしたよ。とりあえずキメ顔するしかないですよね。(笑)

こんな所でアワアワしても仕方ないなと思ったんで、キメ顔しつつ、心の中では、えらい事になったなあ~と思って。
『SHOT!』のエンドロールで流れるシーンみたいに、めっちゃテンション高く撮ってくれて、「Wow!A – ha!A – ha!」って言いながら。その流れで「“mother fxxker!”って言え」って言われて…。(笑)


鈴木
カメラに向かって?(笑)


志磨
何回も「“mother fxxker!”って言え」って言われるから。

僕、生まれて初めて“mother fxxker!”って言葉を発声しましたよ…。
生まれて初めて「マ…マザー●ァッカー…」って。(笑)


鈴木
日本で生きてたら、なかなか言わないですよね。(笑)


志磨
そうですよ。僕育ち良いですから。(笑)

そんな汚い言葉ね。普段そんなん言わないのに、初めての“mother fxxker!”を、本場の方に言うなんて。(笑)


鈴木
ミック・ロックに向かって“mother fxxker!”は凄いですよね。(笑)

いつも、こういうスタイルで撮ってはるんですかね?


志磨
あ…。でも普段から少しお口が悪いというか。(笑)

それがまた、ミックらしくていいんですよ。周りのスタッフとかも、結構振り回すんですけど。スタッフに、「おいお前、珈琲に砂糖ガンガン入れたか?」とか「俺もう、砂糖しか…ほんまに砂糖だけやねん、甘えてるんは…。それ以外はヨガもするし、めっちゃストイックやねん。今日も寝てないしな」みたいな事言ったり。結構、寝てない自慢するんですよ。(笑)


鈴木
よくいる業界人的な。(笑)


志磨
「俺、ほんまに忙しいし。でも、三転倒立してるねん」みたいな。その日も三転倒立してはったみたいなんですよ。対談が始まる前に、「ちょっと今からトークの為に集中してくるわ」みたいな感じで、1時間くらい部屋入らはって。で、出てきたら「あ~すっきりしたわ。やってきたで、三転倒立。」みたいな事言ってて。(笑)

あれ、何の話でしたっけ…?(笑)


鈴木
お砂糖大好きの話?(笑)


志磨
ああ、そうそう。

「その珈琲に入れる砂糖だけがオレの心のよりどころやから、ある砂糖全部入れろ!」みたいな勢いで。


鈴木
そうか、それが昔はドラッグやったんか。(笑)


志磨
そうそう、今は健康的にね。砂糖に移行してはって。(笑)

写真の撮影でも、僕その後スケジュール入ってたんで、もう出ないといけない時間になってるんですけど、全然気にしてなくて。10~15分過ぎてるんですけど、「もう、うるさい。待たせといたらええねん。俺が遼平を撮ってるねんから!」みたいな感じでね。
ああ、これが70年代の人か…って思って。


鈴木
しかも志磨君は、“mother fxxker!”って言わされてて。(笑)


志磨
そう。僕も“mother fxxker!”言うてるもんやから、共犯というか。(笑)

鈴木志磨君って、撮影とか写真っていうものをすごく大事にしているロックミュージシャンやなあって僕は思っていて、そういうところがすごく好きなんですけど。今までも、大勢のカメラマンさんに撮影されてきたと思うけど、ミックの撮影は違った?


志磨
ミックが撮ってきた70年代って、いわゆるロックの黄金時代じゃないですか。その欲望の限りを尽くすいい時代を、堂々と自分のキャリアで生き抜いてきた人やから、自分にも自信があるし、そうやって「自由にやるのが、ロックなんじゃないの」っていう感じ。今言ったら笑われそうな事を、これだけ堂々とやってきた人で。まあ、やりすぎてミックはぶっ倒れてしまったんですけど。そういうのはすごい何て言うか…、言い方はちょっとあれですけど…、「間に合ったな」という感じ。僕らはまだ、60年代70年代のロックの黎明期というか…、チャック・ベリーってこないだまで生きてましたからね。ほんまに、パイオニアというか、聖徳太子的なというか…。ちょっと分からないですけど。


鈴木
ちょっと、歴史的な人物というか。


志磨
そう、ナポレオンとか。なんか、ロックンロールにおいての、そういうような人達に、ギリ間に合ったんだな、という風に感じた。間接、デヴィッド・ボウイな訳じゃないですか。彼らのライフスタイルみたいなのを、間接的に味わえたというか。


鈴木
デヴィッド・ボウイの撮影話とかも結構聞けました?


志磨
いっぱい聞けましたよ!でもまあ、「もう覚えてないわ」って言われる事もありましたけど。

『SHOT!』の中にも描かれるように、「当時のロンドンとニューヨークのロックンロールシーンは、とにかくすごい毎日やったんや」っていうお話はたくさん聞かせて頂きました。
ライブが終わった後も、僕たちやったら、「今日のあの曲のさあ…」とか反省会をするんですけど。当時のデヴィッド・ボウイとかって、そういうのあったんですか?って聞いたら、「あるわけないやん!」って。「ライブの後何してたんですかって…、言えるわけないやん!」って言われて。(笑)


鈴木
さすが、ロックですね。ちゃんと悪い…。(笑)


志磨
「ムチャクチャやで、俺らは!」って言われて。

僕も「へ~!そうですよね~!」て言うしか無くて。(笑)


鈴木
志磨君たちは、ちゃんと毎回…?


志磨
僕らはいつも居酒屋さんでね。「あそこ、明日はちょっと曲と曲の間短くしよか」とか喋ってるんですけど。ミックには「そんなん、やったこと無いわい」って言われました。(笑)


鈴木
すごいですよね。ほんまに破天荒な時代というか。

志磨くんがミックに撮ってもらった写真は、その後見られたんですか?


志磨
いくつか見せて頂きました。でも、それをポンッと外に出してしまったら、後で高額なギャラ言われても困るから、表には出してないんですけど。(笑)


鈴木
そうですよね。(笑)

そんなイメージありますよね。かなり高額なギャラのイメージ。


志磨
後日、「どうや、売れたか?」みたいな電話が来たりして。(笑)


鈴木
以外とちゃっかりしてそうですよね。(笑)

写真を見てどうでした?


志磨
そらもう、嬉しかったですよ!

だってミックに撮って貰ったんですもん。自分が写ってるとか関係ないですよね。


鈴木
いつか、いいタイミングでその写真を見ることはできないですかね?


志磨
…い、遺影とかにしましょうかね。(笑)


鈴木
それまで見れないんですか!(笑)

これはちょっと見たいんですけどね~。でも、いつか見れる事を楽しみにしてます!
で、改めてですが、東京で〈DAVID BOWIE by MICK ROCK〉を開催した時に、なぜ京都で開催しないんだという声が大きかったそうで。それというのも、デヴィッド・ボウイは親日家なのですが、その中でも得に京都を愛してたそうです。そこで今回、念願叶っての京都での一連の流れなんですけど。
志磨君も、京都は磔磔とかにも来られたりしてますけど、京都のイメージってどうですか?


志磨
まあ、海外の方からすると、こんな1000年以上もの歴史ある都市っていうのは、なかなか無いじゃないですか。自分達が歩いていても、異国情緒を感じたり。


鈴木
ほんまにね。ボウイも、めちゃくちゃ京都の町歩いてはったわけですもんね。


志磨
ボウイが阪急電車に乗ってる写真もありますもんね。

これはミックじゃなくて、鋤田正義さんという写真家の方が撮影されたんですが。


鈴木
古川町商店街の、“八幡巻き”っていうウナギでごぼうを巻いたやつが好きやったとかね。先ほど、その“八幡巻き”を差し入れで頂いて、デヴィッド・ボウイを味わったんですが。


志磨
やっぱり海外の人が、〈日本〉や〈京都〉っていうものに興味を持って愛する気持ちが分かるというか。

僕らが、〈ロンドン〉とか〈ニューヨーク〉に対して思うものってあるじゃないですか。
ああ、ここがビートルズの…!とかね。
ボウイからすると、日本でのそういうものが〈歌舞伎〉とかやったりしたわけで。
この人は本当に勉強家ですから。自分が興味持っているものの精神というのがこの地に宿ってるのか…とか思いながら、京都の町を歩いたんでしょうね。


鈴木
京都に住んでるんじゃないかって噂があったくらいですからね。

志磨君は、ボウイに会いたかったなあっていう気持ちはありますか?


志磨
…まあ、そらお会いできるなら、聞きたい事山ほどありますけど…。

まあ、そういう意味では綺麗事ですけど、音楽にして残してくれてるっていうのがあるから。
十分ボウイには色んな事を教わったし、救われたし、いまだにインスピレーションの根源だから…。

これはミックも言ってたんですけど、「何かの変なパロディみたいなんにだけはなりたくない」っていうね。だからあそこまでやり切るわけじゃないですか。ヨガにしても、ドラッグにしても、写真にしても。遊びまくって、写真はバシッと撮って、すぐにまた遊びに行くっていう。彼らには真似ようと思った型が無かったから。それが無いところで、何やってもいいんや!っていうところで、彼らが好きにやってきた事っていうのは、相当おかしな事なんですよ。当時、男がメイクして表に出るって、勇気もいることだったでしょうし。
「もうええやん別に、可愛いやん」みたいな。「マニキュア塗った爪、ええない?」みたいな。

ミックに、「あなたが撮った写真で、僕は自分のバンドのアイデアが浮かんだようなものなんです。デヴィッド・ボウイみたいな曲で、イギーポップみたいなパフォーマンスでやって。あなたが撮った写真が無かったら、僕はこうなってなかった。だからこうやって、あなたに会えるようなミュージシャンになれたのは…、変な言い方ですけど、あなたの写真を見て、僕はここまで、あなたに会いに来たようなもんなんですよ!」って伝えたら、ミックには「知らん」って言われましたけど。(笑)
でも、「よかったんちゃう?」って言われて。「多分、君は音楽をやってなくても、その身体を使って、それでお金を稼ぐ人になってたと僕は思うよ」って。すごいカメラマンらしい、フォトグラファーっぽい褒め方をして下さって。「だから、別に僕のおかげじゃないよ。でも、好きなものを見つけれて良かったね」って言ってくれて。多分、彼らはそうやって、色んな人に勇気とか、閃きとか、行動力とかを与え続けてきた。これからも与え続けていくんやろうなあって思って。それに、僕らは勝手に救われて、勝手にアイディアを盗んで。
でも、それだけやと、彼らがやってきた事をなぞるだけのパロディになってしまうから、まだ誰もして無いような事も考えてっていうね。


鈴木
しかし、「知らん」っていうの、何かいいですね。(笑)


志磨
なんか、そういう先輩っているじゃないですか。(笑)

こういうお仕事をしてても、中学の時めっちゃ好きやったんです~って方にお仕事とかでお会いしてね。
  後輩>めっちゃ緊張してます~
  先輩>何で緊張してんねん!
  後輩>めっちゃ好きなんです~
  先輩>え~!そんなん知るか!
みたいなね。ミックがもし日本人やったら、そういう感じなんかなって。


鈴木
でも、志磨君に対してもそういう風に言う若手が出て来てるじゃないですか。

「昔、聴いてました~」みたいな。


志磨
おお…、そうなんですよ。(笑)


鈴木
それ、志磨君は「知らん」って言えるタイプですか?


志磨
僕は、めっちゃ後ずさるタイプですよ。あの…エビみたいに。

「え~すみません、すみません。そんな…いやいやいや…!」みたいな。


鈴木
「知らん」とは言えない?


志磨
言えないですね~。言いたいけど。

「知らん」っていうような人に憧れますけど。言えない。
実際には、「え~ありがと~!ライン教えて~」みたいなね。(笑)


鈴木
(笑)

あと、さっき言ってたパロディやメイクの話についてなんですけど。
志磨君は、メイクとかビジュアルっていうものを、とても大切にされてる方やと思うんですが。ロックンロールやバンドをやる中で、自分自身へのメイクや衣装についてのコンセプトって、最初からあったものなんですか?それとも、やっていく中で出て来たアイディアなんですか?


志磨
まあ、やっぱりその時その時で、〈メイクする〉と〈メイクしない〉の二択やったとしたら、その時、より〈マイノリティ〉の方に行く感じなんですよ、僕は。

『SHOT!』の中でもミックが言ってますけど、「パンクはほんまに見た目が悪い」っていうのは、その前にボウイとかロキシーとかああいう着飾った人達がいたから。「じゃあ、俺らは考えられへんくらい、汚い恰好で出てやろう!」っていうのがパンクのアティチュードやし。じゃあ、ボウイ達がどうやったかというと、それまではもっとマッチョな世界なんですよ。エルヴィス・プレスリーとか。ビートルズはまたちょっと違ってて、すごいそこがまた面白いんですけど。ストーンズとかにしろ、髪長いとか、ちょっと中性的なものがありつつも、男のセクシャリティを全面に誇張して出すっていう形で、女の子達がキャーキャー言ってたんですよ。そこに、女性的な美しさというか、よりアートの様相を持ったボウイ達が出て来た。それまでは本当、いい意味で野蛮というか。クラシックとかジャズだとかの、頭のいい音楽なんて、親が聞いてるようなものやからって風潮で。「とりあえず俺たちは低能の限りを尽くそうぜ!」っていう音楽が格好良かったわけで。それに対して、「いやいや、もっと美しくやろうよ!」っていう感じ。アートやビジュアル的なものをどんどん取り入れていって、ボウイの山本寛斎さんの衣装とかもそうやし。そういう、「誰もやってないからやる」っていうもので、どんどん時代が作られていった。毛皮のマリーズを結成した時の僕はどうやったかっていうと、最初は誰もああいう事をやっていなかったので、非常にやりましたね。


鈴木
その感じが、今年リリースされた、ドレスコーズのアルバム『平凡』にも表れているというか。コンセプトが面白いなあと思って。よりシンプルになったというか。でもシンプルの中にある、『平凡』のビジュアルコンセプトって凄い格好いいし。

今、誰もやってない事やし。トレードマークやった髪の毛も切られてね。


志磨
うん。そういう行為は、やっていて面白いですね。

最初は外に向かって、「今世間がやってない事をやろう」っていう思いでやってたんですけど。齢を重ねると、その対象が自分になっていくんですよね。
ミックも言ってたんですけど、「以前の俺がやって無かったことをやろう」っていう。

僕ももう、その頃合いですよ。(笑)


鈴木
じゃあやっぱり志磨君にとって、凄くいいタイミングでミックに会えたんですね。


志磨
いやもう…、ほんっっっっとにそう思います!ホンマに。思し召しやと思いました。


鈴木
例えばこれが5年前とかやったら、また違ったでしょうしね。


志磨
まあ、それはそれでね、思ったんですよ。もっとミック的な文化にまみれてた時期っていうのもあったから。その時に会ってたら、また違う面白がり方をしてくれたんかもしれないけど。「お前どこから来てん…、俺の時代から来たん…?」みたいな。

でも、そうじゃない時に会えてよかったなぁ、とも思う。


鈴木
またいつか、ミックには会いたいですか?


志磨
とても思いますね。フランクな方でしたし。「俺の友達の遼平やで」って紹介してくれたりもしたし。
リップサービスやとしても、感動しましたし。またお会いできたら嬉しい。


鈴木
その時はちゃんと、スタジオとかでバキバキの写真撮影して欲しいなあとか思ってしまいますけど。


志磨
あの、『SHOT!』の中に出てくるスタジオ撮影の風景、面白かったですよね。
レニー・クラヴィッツがミックに「俺は誰?」って聞かれて、「ミック・ロック!」って答えさせられてるの。
言わせるのも、言うのも、どっちもどっちやし面白い。(笑)


鈴木
それ、志磨君にも言って欲しいけどな。「ミック・ロック!」って。

また“mother fxxker!”て言わされながら。(笑)


志磨
めちゃくちゃ恥ずかしいですけどね。思い出すと。(笑)


鈴木
まあ、権利の問題とか色々と難しいかと思いますが、いつかミックが撮影した志磨君の写真が、見れたら嬉しいなあって思ってます!その時のね、ミックの名前の表記がどれくらい大きいかっていうのも楽しみですけど。


志磨
そう、名前の大きさがね。(笑)

見たこともない大きさでしょうね。


鈴木
だいたい撮影者の名前って、普通は小さく書いてあるだけですもんね。


志磨
めっちゃ大きく「撮影:ミック・ロック」って書いてあると思います。(笑)


鈴木
是非やってほしい。(笑)

今日は、たくさんお話聞けて良かったです。


志磨
僕はもうね、手術受ける時はサングラスかけたまま受けようって決めました今日。

ミックを習って。サングラス外せへんわって。(笑)
今度ミックに会えたら、『SHOT!』の話もできたらいいなあ。
ミックに聞きたい事も、またいっぱいできましたしね。


鈴木
来てくれへんかな、ミックここに。(笑)


志磨
みなみ会館にね。(笑)

東京では、お客さんの姿もいっぱい撮ってましたよ。


鈴木
お客さんにも“mother fxxker!”って言わせてた?(笑)


志磨
お客さんには言わせて無かったけどね。(笑)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ドレスコーズ/志磨 遼平(しま・りょうへい)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
毛皮のマリーズのボーカルとして2011年まで活動、翌2012年1月1日にドレスコーズ結成。
シングル「Trash」(映画「苦役列車」主題歌)でデビュー。12月に1stアルバム「the dresscodes」、2013年、2ndシングル「トートロジー」(フジテレビ系アニメ「トリコ」エンディング主題歌)、2ndアルバム「バンド・デシネ」を発表。2014年、2009年からテレビ情報誌「TV Bros.」で連載しているコラム「デッド・イン・ザ・ブックス」をまとめた単行本「少年ジャンク 志磨遼平コラム集2009-2014」発表。キングレコード(EVIL LINE RECORDS)へ移籍。1st E.P.「Hippies E.P.」をもって志磨遼平のソロプロジェクトとなる。現体制になって初のアルバム『1』、ドレスコーズ初のLIVE DVD「“Don’t Trust Ryohei Shima” TOUR 〈完全版〉」を発表。その後、LIVE・作品毎にメンバーが変わるという稀有な存在となり、多数のゲストプレイヤーを迎えて4thアルバム「オーディション」を発表。LIVE Blu-ray & DVD「SWEET HAPPENING 〜the dresscodes 2015 “Don’t Trust Ryohei Shima”JAPAN TOUR〜」を発表。
2016年に俳優業開始。WOWOW 連続ドラマW「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」、映画「溺れるナイフ」に出演。
フル3DCGアニメ映画「GANTZ:O」主題歌シングル「人間ビデオ」を発表。シングルには自身も俳優として参加した映画「溺れるナイフ」の主題歌である新録バージョンの「コミック・ジェネレイション」も収録。2017年3月1日、5th アルバム「平凡」を発表。

聞き手:鈴木 淳史(すずき・あつし)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
関西在住ライター・インタビュアー。ABCラジオ毎週火曜夜10時~深夜1時『よなよな~なにわ筋カルチャーBOYZ~』でパーソナリティー兼務構成作家を担当。
twitter:@suzudama14

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

デヴィッド・ボウイ、クイーン、ルー・リード、イギー・ポップ、ブロンディ、シド・バレットら
ミュージック・アイコンを撮り続けている伝説のカメラマ
ン、ミック・ロック( M i c k R o c k )。
今回、彼自身が独自の視点でこれま
での活動を語るドキュメンタリー映画が日本上陸!

Photo courtesy of Magnolia Pictures. PHOTO © MICK ROCK 2017

――――――――――――

Photo courtesy of Magnolia Pictures. PHOTO © MICK ROCK 2017

伝説のカメラマンが自ら語る、ロックンロールの審美眼―

デヴィッド・ボウイをはじめ、イギー・ポップ、ルー・リード、クイーン、シド・バレットらのポートレートやアートワークなどを撮影し、「70年代を写した男」と称される伝説のカメラマン、ミック・ロック。インタビューや写真の撮影を通して活動をスタートさせた彼は、アーティストと共に70年代のイギリス音楽シーンを作り上げ、NYのパンク・ロック・シーンから現在に至るまで、時代を彩るミュージック・アイコンを今もなお撮り続けている。そんな彼が自らナレーターを務め、40年に及ぶ自身の活動を、当時の貴重な写真や映像を用いて描いた作品が、ドキュメンタリー映画『SHOT! THE PSYCHO-SPIRITUAL MANTRA OF ROCK』である。映画は、ミック・ロック独自の視点からすべてが語られ、本作で初めて公開されるデヴィッド・ボウイやシド・バレットの映像、ルー・リードのインタビュー音声など、彼自身が保管していた莫大な資料で作られたサイケデリックな作品に仕上がっている。映画のスコアは、ザ・フレーミング・リップスのスティーブン・ドローズが担当。全米での4月公開に続き、日本での公開が決定。京都で行われる写真展「DAVID BOWIE by MICK ROCK」開催に合わせ、ボウイの愛した京都で、日本初上映&先行プレミア・ロードショーを行います。

 


学生会員制度終了に関するご案内


1/28(土)・29(日) 整理券入場詳細

各種、整理券配布時間は、以下のようになります。
※ご不明な点は、京都みなみ会館までお問い合わせください。

 


10/15(土)・16(日) 整理券入場詳細

各種、整理券配布時間は、以下のようになります。
※ご不明な点は、京都みなみ会館までお問い合わせください。


京都府病院協同組合員の皆さまへ、サービスのお知らせ!


他劇場会員相互割

以下の劇場の会員証をご提示で、

一般1,800円→1,500円
一般1,700円→1,400円
一般1,500円→1,200円に割引致します! 

また、当館の会員証をご提示で、以下の劇場で割引が適用されます。
(割引額は、劇場により変動します〉

京都シネマ
第七藝術劇場
シアター・セブン
シネ・ヌーヴォ
シネマート心斎橋
神戸アートビレッジセンター
ツール・ド・シネマ・ジャポン提携劇場 


1/5(土)-1/18(金)【特集上映】《 ポーランド映画祭2012》

1/5(土)-1/18(金) ポーランド映画祭2012

ポーランド映画が戦後ヨーロッパの映画界をすさまじい勢いで席巻していたことをご存知でしょうか。
フランスのヌーヴェル・ヴァーグやイタリアのネオ・レアリズモに匹敵する、ポーランドの秘宝15本を、ぜひスクリーンで。


アンジェイ・ワイダ、アンジェイ・ムンク、イエジー・カヴァレロヴィッチといった監督たちが国際映画祭で数々の賞を獲り、 “鉄のカーテン”の向こう側にも素晴らしい映画を作る作家がいる事に西側のメディアは驚き、その結果〈ポーランド派〉という名称も生まれました。
本映画祭は1950年代半ばから1960年代初頭にかけて発表された〈ポーランド派〉の作品群や劇場未公開の“知られざる傑作”、今なお映画の最前線を疾走する三大巨匠スコリモフスキ、ポランスキー、ワイダの若き日の作品をお届けするものです。
アンナと過ごした4日間』、『エッセンシャル・キリング』(どちらも当館でロードショウ上映!えへん!)などの傑作が記憶に新しいイエジー・スコリモフスキ監督による監修のもと、ポーランド広報文化センターの全面協力で開催されるこの企画は映画ファンの皆さまにとてつもなく贅沢な時間を与えてくれるでしょう。
ぜひ、御来場下さい。

【終了】
初日特典!
1/5(土) 12:20- 『尼僧ヨアンナ』 
先着30名様にプレゼントがございます。

詳しくは こちら 。 

<1/4追記>「不運」作品分数を訂正いたしました。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【上映作品】

『尼僧ヨアンナ』
「夏の終わりの日」で監督デビューしたコンヴィツキが共同脚本で参加した本作はカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞したカヴァレロヴィッチの代表作。17世紀の尼僧院を舞台に悪魔にとり憑かれた女院長と悪魔払いとして派遣された若い神父との異様な愛をとおして、人間の抑圧と自由という普遍的な主題を描いた傑作。撮影と美術の超現実的な美しさに耽溺する一本。
1961年/108分/DV
監督:イエジー・カヴァレロヴィッチ
 
『夜の終りに』
戦後のポーランドで空虚な日々を過ごす若者の青春群像にスポットを当てた巨匠ワイダの異色作。ウッチ映画大学に在学中のイエジー・スコリモフスキが脚本を書き、ポーランド・ジャズ界の才人クシシュトフ・コメダが音楽を担当した本作は、主題を前面に押し出すワイダのスタイルが影をひそめ男女の心の触れ合いとすれ違いを繊細なタッチで描いた名作。
1961年/87分/DV
監督:アンジェイ・ワイダ
 
『サラゴサの写本』

17世紀のスペインを舞台に繰り広げられる愛と冒険の物語。現代音楽の鬼才ペンデレツキのサウンドにのせて語られる本作は〈ポーランド派〉以降登場した歴史・文芸路線の代表的な1本。夢の論理をそのまま視覚化したような迷宮感覚は、今見ても衝撃的。ルイス・ブニュエルをはじめコッポラ、スコセッシ、リンチ、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアらが熱狂した超カルトな幻想怪奇譚である。

1965年/182分/DV
監督:ヴォイチェフ・イエジー・ハス
 
『列車の中の人々』
「訪問者なし」で先鋭的な映画表現を試みたクッツだが本作では細かい観察に基づいたリアリズム描写に挑戦している。第二次大戦中の地方駅を舞台に“ありふれた1日”の出来事を寄せ集め的に構成し、当時のポーランド社会を描こうとしたのである。ワイダと異なり主人公を英雄的に扱わない視点にクッツの作家性がよく表われている一作。
1961年/98分/DV
監督:カジミェシュ・クッツ
 
『夏の終りの日』
戦争で精神を病んだ男と恋人を失った女のひとときの出会いを描いた本作は、来たるべき〈ヌーヴェル・ヴァーグ〉の時代を予見したとも言われるコンヴィツキのデビュー作。ポーランド文学を代表する作家でもある彼は、リトアニア生まれでワイダやカヴァレロヴィッチ作品の脚本家として映画界入りした異色の経歴をもつ。ヒロイン役イレーナ・ラスコフスカは実の妹。
1958年/66分/DV
監督:タデウシュ・コンヴィツキ
   
『夜行列車』
恋人との別れを決意して旅に出た傷心の女と逃亡中の殺人犯…。その列車にはさまざまな想いを背負った人々が乗り合わせていた。ワルシャワからバルチック海へと疾走する列車の中で人それぞれの人生模様が描かれる本作は、メロドラマ仕立てでありながら大胆なカメラワークでクールな叙情性を醸し出したカヴァレロヴィッチの才気が光る秀作。
1959年/100分/DV
監督:イエジー・カヴァレロヴィッチ
   
『さよなら、また明日』
「灰とダイヤモンド」で主人公マチェックを鮮烈に演じ東欧のジェームズ・ディーンと呼ばれたズビグニェフ・ツィブルスキが脚本・主演した知られざる傑作。フランス人の若い娘との淡い恋物語がヌーヴェル・ヴァーグ風の軽快なタッチで描かれる。社会主義政権下でありながら西側の文化が徐々に浸透してきた時代の雰囲気を表現。ポランスキーのゲスト出演とコメダの音楽も必見・必聴。
1960年/88分/DV
監督:ヤヌシュ・モルゲンシュテルン
   
『地下水道』
「灰とダイヤモンド」と並び〈ポーランド派〉の傑作と絶賛されたワイダの代表作。ワルシャワの対独レジスタンスが迷路のような地下の下水道で繰り広げる壮絶な戦いを非情なドキュメンタリー・タッチで描いた本作は、光と影を巧みに使った斬新な演出で後年ホラー、サスペンスジャンルの映画に多大な影響を与えている。カンヌ映画祭審査員特別賞。
1957年/96分/DV
監督:アンジェイ・ワイダ
 
  『鉄路の男』
列車事故を防ごうとして命を落とした退職鉄道技師の物語をリアリズム・タッチで描いたムンクの意欲作。社会主義政権の自由化進展をうながした1956年の政変〈十月の春〉をとりあげた最初の映画と言われている。当時の若手映画人が崇拝していた「羅生門」や「市民ケーン」にならい複雑な物語構成、パン・フォーカスによる映像等、監督の作家的成熟がかいまみられる一編。
1957年/89分/DV
監督:アンジェイ・ムンク
 
『灰とダイヤモンド』
ヴェネチア映画祭で国際批評家連盟賞を受賞しポーランド映画の存在を一躍世界に知らしめた歴史的作品。戦後のポーランド映画界を牽引した巨匠ワイダの名は本作によって映画ファンにあまねく知られる事となった。戦争中レジスタンスとして活動し戦後はテロリストとなり悲惨な最後を遂げた青年の姿をシャープなモノクロ映像で描いた傑作!
1958年/102分/DV
監督:アンジェイ・ワイダ
 
『エロイカ』
わずか5本の長編作品を残し40歳の若さで事故死したアンジェイ・ムンクは硬質で無垢な芸術表現、残酷なまでの知的リアリズム、人間に対する深い洞察をもつ作風で、現在もなお色あせることなく多くの作家に影響を与えている。ワルシャワ蜂起の内実と平和な収容所でおこる悲劇を2部構成で描いた本作。“戦争”を主題に扱うことの多い〈ポーランド派〉の代表的な1本である。
1957年/87分/DV
監督:アンジェイ・ムンク
 
『不運』
1930年代から1950年代のポーランドを舞台に日和見主義者の青年が語る人生悲話。6回のフラッシュバックにおいて描かれるのは共産主義やファシズム、戦争、抑圧された幼年時代の影響で歴史の犠牲となってしまった悲運な個人の肖像である。ポーランドの作家に時折りみられるロマン主義的傾向を辛辣に風刺した一作。
1960年/92分  112分(1/4訂正)/DV
監督:アンジェイ・ムンク
 
『水の中のナイフ』
鬼才ポランスキーの名を世界に知らしめた長編処女作。裕福な中年夫婦と貧しい青年が偶然に湖でバカンスを過ごす。主な登場人物3人、全編オールロケで炙りだされる世代間の断絶や階層のギャップ。共同脚本として初めてタッグを組んだイエジー・スコリモフスキの才気とクシシュトフ・コメダのモダン・ジャズがスパークした大傑作。ヴェネチア映画祭批評家連盟賞受賞。
1962年/94分/DV
監督:ロマン・ポランスキー
 
『愛される方法』
K・ブランディスの同名小説に基づき、原作者自身が脚色。人気ラジオ女優がパリへ向かう機上で、戦時中ナチスに敵対した恋人と、彼を巡って自身が見舞われた悲劇を回想する。ムンクの「パサジェルカ」と同じく、女性の視点を通じて戦争を見つめた作品。英雄的闘争は対象化され、一人の女性が抑圧や不条理を受容しつつ静かに抵抗する姿が描かれる。サンフランシスコ映画祭グランプリ受賞。
1963年/97分/DV
監督:ヴォイチェフ・イエジー・ハス
 
『沈黙の声』
〈ポーランド派〉の活躍した時期に作られた作品ながら長い間論じられることのなかった幻の傑作。後のヌーヴェル・ヴァーグやアントニオーニの作品群を予見した映画である。逃亡兵と若い女の恋物語がわずかな台詞、ヴォイチェフ・キラルの音楽、大胆な画面構成で描かれ、製作当初当局からすぐに上映許可が下りなかった衝撃の1本。
1960年/98分/DV
監督:カジミェシュ・クッツ
 

【タイムテーブル】

【料金】

当日:一般/¥1,500 学生/¥1,300 会員/¥1,000 当日3回券/¥3,600
前売1回券/¥1,200 前売3回券/¥3,000 


【終了】11/24(土)より【タルコフスキー生誕80周年記念映画祭】

11/24(土)~

【タルコフスキー生誕80周年記念映画祭】

1986年、パリで客死したロシアの映画監督アンドレイ・タルコフスキー。
水、雨、光など自然を駆使した抒情的な作風により映像の詩人と呼ばれ、世界中に映画ファンを獲得してい。どの作品も長く見続けられ、語り継がれている傑作を生み出したタルコフスキーの映像世界にたっぷり浸ることのできる全8作品を一挙上映!

【上映作品】

『ローラーとバイオリン』

  1960年ニューヨーク国際学生映画コンクール第一位 映画大学監督科の卒業製作として演出したタルコフスキーの監督処女作。映画大学の同窓で共同脚本を務めたアンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキーと共にアルベール・ラモリスの「赤い風船」に触発されて作ったという。

1960年/ソビエト連邦/46分/パンドラ
出演:イーゴリ・フォムチェンコ/ウラジミール・ザマンスキー/マリナ・アドジユベイ
『僕の村は戦場だった』デジタルリマスター版

1962年ヴィネツィア国際映画祭サン・マルコ金獅子賞 サンフランシスコ国際映画祭監督賞 1959年発表のベストセラー小説、ウラジーミル・ボゴモーロフの短篇「イワン」の映画化で、当時30才のタルコフスキー監督の長編処女作で、その後のタルコフスキー監督の鬼才ぶりをうかがわせる秀作。

1962年/ソビエト連邦/91分/パンドラ/DV
出演:コーリヤ・ブルリヤーエフ/ワレンティン・ズブコフ/E・ジャリコフ/ニコライ・ブルリャーエフ
『アンドレイ・ルブリョフ』

1969年カンヌ国際映画祭批評家連盟賞
ロシア最高のイコン(聖像画)画家と呼ばれながら、その生涯についてほとんど記録が残っていない、美術史上に不世出の天才画家と言われるアンドレイ・ルブリョフ(1360-1430)を描く大作。

1967年/ソビエト連邦/182分/パンドラ
出演:アナトリー・ソロニーツィン/イワン・ラピコフ/ニコライ・グリニコ/ニコライ・セルゲニフ

『惑星ソラリス』デジタルリマスター版

“未知なるもの”と遭遇して極限状況に置かれた人間の内面に光をあて、「愛」と「良心」をめぐる道徳・哲学的な問題投げかけ、深い洞察と独特の映画表現でタルコフスキーの世界を構築している。世界SF映画史上に金字塔を打ち立てた作品。

1972年/ソビエト連邦/165分/パンドラ/DV
出演:ナタリア・ボンダルチュク/ドナタス・バニオニス/アナトーリー・ソロニーツィン
 『鏡』

タルコフスキーの自伝的要素の濃い一作。過去と現在を交差させる中から、“私”の記憶が蘇る。激動の世界情勢も描かれ、心象風景が次第に形づくられてゆく。いつまでも余韻が残る不思議な魅力に溢れる作品。

 1975年/ソビエト連邦/110分/パンドラ
出演:マルガリータ・テレホワ/オレーグ・ヤンコフスキー/イグナート・ダニルツェフ 
 『ストーカー』デジタルリマスター版

タルコフスキーの名を世界映画史に刻印した作品である。SF愛好者なら知らぬ人のいないストルガツキー兄弟が、自らの原作をもとに脚本も執筆。隕石でも落ちたのか、大地に突然現れた空間<ゾーン>。その中には願掛けの<部屋>があると言われ、<ストーカー>と呼ばれる部屋案内人の三人の男たちがいた。雨、水、火などのタルコフスキー映画に欠かせない要素を駆使して、規制の多い当時のソビエト社会の暗喩と、そこに生きる人々の苦悩と未来への希望を描く。思索の愉悦を堪能できることだろう。

 1979年/ソビエト連邦/163分/パンドラ/DV
原作「路傍のピクニック」(ストルガツキー兄弟)
出演:アレクサンドル・カイダノフスキー/アリーサ・フレインドリフ 

 

©1983 RAI-Radiotelevisione ltaliana

『ノスタルジア』

ソ連を離れ“亡命者”となったタルコフスキーの初の異国での作品。祖国を失って彷徨う彼の心情が如実に出た、哀しく重厚で、イマジネーションに溢れた映像詩。二度と戻れない故郷に想いを馳せる主人公を深遠に描く。

 1983年/イタリア/126分/ザジフィルムズ
脚本:タルコフスキー/トニーノ・グエッラ
出演:オレーグ・ヤンコフスキー/エルランド・ヨセフソン
1983年カンヌ国際映画祭創造大賞・国際映画批評家連盟賞・エキュメニック賞 
   『サクリファイス』

タルコフスキーの遺作となった作品。抑制されたセリフ、美しい自然の情景の中で展開する物語は人々の心を打ち、1986年のカンヌ映画祭で絶賛され、史上初と言われる審査員特別大賞受賞を含む4冠に輝いた。

 1986年/スウェーデン、フランス/149分/フランス映画社
出演:エルランド・ヨセフソン/スーザン・フリートウッド
1986年カンヌ国際映画祭審査員特別大賞・国際映画批評家連盟賞・エキュメニック賞・芸術特別貢献賞 

【タイムテーブル】

【料金】

一般¥1,500/学生¥1,300/会員¥1,000

 

Andrei Arsenyevich Tarkovsky
(アンドレイ・タルコフスキー )

1932年4月4日~1986年12月29日
ソ連の映画監督。叙情的とも言える自然描写、とりわけ「水」の象徴性を巧みに利用した独特の映像美で知られる。深い精神性を探求し、後期から晩年にかけて、人類の救済をテーマとした作品を制作・監督する。表現の自由を求めてソ連を亡命し、故郷に還ることなく、パリにて54歳で客死する。


11/10 (土)より【特集上映】木村栄文レトロスペクティブ

11/10(土) – 23(金)

木村栄文レトロスペクティブ

2011年逝去したエーブンこと木村栄文( きむら・ひでふみ )監督。RKB毎日放送のディレクターとして70年代~90年代にかけ、数々のドキュメンタリーを生み出し、その多彩な作風は自由奔放に、ときに荒唐無稽に真の姿を映し出す。2011年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で大興奮を巻き起こした比類なき作品群を一挙上映!

 

【料金】
当日一般¥1500/学生¥1300/会員¥1000
当日3回券¥3000※受付にて販売・期間中有効

【上映作品】

苦海浄土』+『あいラブ優ちゃん』【二本立て】11/11・18・23

『苦海浄土』
1970年/49分 
★第25回文化庁芸術祭大賞

「自分の親に、子供に、妻に、水銀を飲ませて見ろ。そうすればこの地獄が分かる」――石牟礼道子の同名小説を原作に、不知火海の漁業で生きてきた人々の海への愛と懸命に生きる姿を描き出す。北林谷栄ふんする琵琶瞽女(ごぜ)が町を彷徨い、水俣病患者や遺族に寄り添うという木村の演出は虚実のあわいから観る者全ての胸を撃つ。


『あいラブ優ちゃん』
1976 年/48分 
★第14回放送批評懇談会ギャラクシー賞大賞

主人公は先天的な障がいを持つ自身の長女・優ちゃん。愛娘への想いとともに木村が生きた世界の豊かさをも結晶させた伝説的なエーブン流セルフドキュメンタリー。自ら担当したナレーション曰く、「足の悪い優は、かけっこではいつもドン尻です。でも、おてんとうさまはこの子に天性の明るい気質を授けてくれたと思います」。

飛べやオガチ』+『いまは冬』【二本立て】11/19・22

『飛べやオガチ』
1970年/57分 
★第14回放送批評懇談会ギャラクシー賞期間選奨

玄界灘の孤島に生きる海鳥・オガチは巨大な翼ゆえ地上からは飛び立てない。恨めしく空を見上げ梢をよじ登るが、ときに足を踏み外し命尽きることも……人力飛行機という果てなき夢を追い続ける前田建一の狂気にも似た老体の執念とオガチの羽ばたきがシンクロする。“男のロマン”と呼ぶにはあまりに不器用な男の挑戦と生涯を追う。


『いまは冬』
1972 年/35分 語り:中村靖

詩人、クリスチャンであり、貧しい人が自由に使える鍵の無い募金箱を全国に設置する「地の塩の箱」基金運動主催者の江口榛一。活動の衰退、娘の自殺、妻の病…孤独を深めていく中、千葉県の団地で木刀を振り回す姿は理想の社会を求め闘う侍のごとし。ちなみに、三里塚闘争の空港建設反対派、推進派ともに彼の賛同者であった。

鉛の霧』+『まっくら』【二本立て】11/10・17・20

『鉛の霧』
1974年/41分
★第1回放送文化基金賞テレビドキュメンタリー番組本賞
★1974年日本民間放送連盟賞最優秀賞

鉛を精製する小さな工場を営む北島社長。社長含め従業員ほぼ全員が鉛中毒に冒されながら働く様が報道される。しかしこのルポが取引先の逆鱗に触れ、会社は倒産に追いやられる。窮地に立たされた北島社長。木村は北島の妻から「ジャーナリズムなんて大嫌い」と罵られながらも、北島のその後をどこまでも追いかけ続ける。


『まっくら』
1973年/48分 
出演:常田富士男、白石加代子

筑豊のボタ山にヘリコプターで舞い降りる不躾なレポーター役(木村栄文)は、炭鉱夫(常田富士雄)に痔の話で煙に巻かれ、炭鉱の女(白石加代子)には川へ放り込まれる。度重なる事故で7000人以上が殉職した筑豊炭鉱、それでも働く人々にとってそれは生きる力そのものだった。失われていくものへの木村の愛が滲む傑作。

絵描きと戦争』11/13・20
1981年/92分
★第36回文化庁芸術祭優秀賞 他

太平洋戦争の時代を芸術家たちはどのように過ごしたのか? 九州筑後の片田舎でひっそりと農作物や牛ばかりを描き続けた坂本繁二郎と、数々の戦争画の大作を残し、戦後は日本を追われた藤田嗣治。二人の画家の対照的な生き方を中心に、戦争が芸術に与える影響を考察しながら、時代に翻弄される人間の運命を浮き彫りにする。

むかし男ありけり』11/16・18・21

1984年/85分
ナレーター:白坂道子 出演:高倉健
★第39回文化庁芸術祭優秀賞 ★第22回放送批評懇談会ギャラクシー賞月間賞 他

“最後の無頼派作家”と呼ばれた男の素顔とは? 作家・檀一雄の晩年の足どりを俳優・高倉健が追う。日本での母、妻、愛人たちとの愛憎の日々とは対照的に、異国の地ポルトガル・サンタクルスでは土地の人々から慕われ、穏やかな時を過ごしたことが明かされる。健さん、木村が並んで男を試される愛人との対面シーンはスリル満点。

桜吹雪のホームラン~証言・天才打者大下弘~』11/15・21
1989年/81分
★1989年日本民間放送連盟賞最優秀賞 ★第26回放送批評懇談会ギャラクシー賞奨励賞 
敗戦直後の日本プロ野球界が生んだホームランキング。“野武士軍団”西鉄ライオンズの主砲、大下弘。その生き様、光と影を往年の名選手や教え子たちの証言で彫り上げる。フォークボールがまだ“魔球”だった時代の英雄譚には、戦友たちが語る「伝説」こそ相応しいと言わんばかりの粋な演出に野球ファンならずとも泣き笑う。
記者ありき 六鼓・菊竹淳』11/17・23

1977年/86分 
出演:三國連太郎
化基金テレビドキュメンタリー番組 番組賞 ★1977年度週刊テレビガイドテレビ大賞優秀番組賞 他

五・一五事件の後、大手新聞社が軒並み軍部支持を掲げる中、ファシズムを痛烈に批判し続けた新聞記者・菊竹淳。三國連太郎が菊竹を演じるのだが、再現ドラマと呼ぶにはあまりにもアヴァンギャルド。ジャーナリズムのあり方といったテーマを超えて、木村=三國コンビは、狂気にも似た“淳しゃん”の自由への情熱に迫る。必見!

鳳仙花 ~近く遥かな歌声~』11/14・22

1980年/72分 
★第35回文化庁芸術祭大賞

朝鮮動乱の最中、人々を支えたのはそうとは知らず響いた日本のメロディだった。それは終戦後「ポンチャック」に姿を変え、今なお歌い継がれている。美空ひばりや韓国国民的歌手、文化人らへの膨大なインタビューと歌唱で展開する日本と韓国・朝鮮の近現代関係史論。木村のときには酒を交えながらの体当たりの取材が冴え渡る。

記者それぞれの夏 ~紙面に映す日米戦争~』11/12・19

1990年/81分 
★第6回文化庁芸術作品賞

太平洋戦争時、日本とアメリカの新聞はそれぞれ戦争をどう伝えたのか。両国の当時の記者への貴重なインタビューに加え、ワシントン州のとある島のローカル新聞の発行人と、毎日新聞西部本社の編集局長という二人の新聞人の生き方を通してジャーナリズムのあり方を問う。戦争とは何か?取材対象者から木村が問い返される場面も。


10/27-11/9 三大映画祭週間2012

10/27-11/9
三大映画祭週間2012 開催!

世界三大映画祭と呼ばれ毎年話題を集める、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア映画祭。その中でも多くの評価を集め、国際的な注目を得ながらも日本で一般公開されなかった傑作群を一挙上映いたします。
昨年の東京国際映画祭でも話題を集めた『ミヒャエル』、名優ショーン・ペンがその才能にほれ込み『きっとここが帰る場所』を制作するきっかけとなったパオロ・ソレンティーノ監督『イル・ディーヴォ-魔王と呼ばれた男-』、特別上映作品としてフランソワ・オゾン監督の日本未公開作品『ムースの隠遁』など、世界の映画の”現在”を目撃するこの機会を、三大映画祭の会場にいる気持ちでお楽しみください!

 

【上映作品】


カンヌ国際映画祭
ミヒャエル
2011年/オーストリア/96分/
監督・脚本:マークマルクス・シュラインツァー
出演:ミヒャエル・フイト/ダヴィド・ラウヘンベルガー/ギゼラ・ザルヒャー
35歳の男ミヒャエルは10歳の少年を誘拐し、彼の自宅に軟禁する。彼と少年の間に芽生える奇妙でゆがんだ関係を描く共同生活の最後の5ヶ月間。2011年カンヌ国際映画祭コンペティション選出

我らの生活
2010年/イタリア/101分/
監督:ダニエレ・ルケッティ
出演:エリオ・ジェルマーノ/ラウル・ボヴァ/ルカ・ジンガレッティ
ローマ近郊の建設現場で働くクラウディオは、愛する家族に囲まれ質素ながらも幸せに暮していた。しかしある日、出産間近の妻が突然の事故死。彼は残された2人の子どもを守るため、仲間達の助けを借りて不条理な現実に立ち向かっていく。2010年カンヌ国際映画祭男優賞

フィッシュ・タンク
2009年/イギリス、オランダ/123分/
監督・脚本:アンドレア・アーノルド
出演:ケイティ・ジャーヴィス/マイケル・ファスベンダー/キルストン・ウェアリング
常に周囲とトラブルばかりを起こすミアは学校から追放され、誰にも相手にされない孤独な日々を送っていた。ダンスだけが、彼女の心の拠り所だった。そんなある日、母親の連れてきた男がミアの人生を変えてみせると誓うが…。2009年カンヌ国際映画祭審査員賞

イル・ディーヴォ-魔王と呼ばれた男- 
2008年/イタリア、フランス/118分/
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:トニ・セルヴィッロ/フラヴィオ・ブッチ/アンナ・ボナイウート
7期もの長期間にわたって首相を務める一方で、絶対的な権力のもと多くの犯罪に手を染めた、戦後イタリアを代表する政治家ジュリオ・アンドレオッティ。後に裁判で裁かれることになった彼の姿を中心に、政界の闇に斬り込んだドラマ。2009年カンヌ国際映画祭審査員賞

ベルリン国際映画祭
俺の笛を聞け
2010年/ルーマニア・スウェーデン・ドイツ/94分
監督:フローリン・サーバン
出演:ジョルジェ・ピステラーヌ/アーデ・コンデスク
少年院の刑期をあと5日に控えたシルヴィウ。しかし、出奔していた母親が突然現れ、ここまで大事に育ててきた弟を連れ去ろうとする。心の中に吹き荒れる葛藤が、彼を突き動かす。2010年ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)、アルフレッド・バウアー賞

ヴェネツィア国際映画祭
時の重なる女
2009年/イタリア/92分/
監督:ジュゼッペ・カポトンディ
出演:クセニア・ラパポルト/フィリッポ・ティーミ/アントニア・トゥルッポ
ソニアとグイドは出会うと、すぐに互いに惹かれあい、愛し合うようになる。ある日、グイドが警備員として働く邸宅に招かれたソニアだが、そこで二人は強盗団に襲われ撃たれてしまう。次第に明らかになる真相の行方は? 2009年ヴェネツィア国際映画祭女優賞

気狂いピエロの決闘
2010年/スペイン・フランス/107分/
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:カルロス・アレセス/アントニオ・デ・ラ・トレ/カロリーナ・バング
サーカスで‘泣き虫ピエロ’として働き始めたハビエル。そこにはもう一人、‘怒りのピエロ’セルジオがいる。サーカス団の美女を巡って始まった二人の戦いは常軌を逸した市街戦へと展開してゆく。2010年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)、オゼッラ脚本賞

特別上映作品
ムースの隠遁
2009年/フランス/88分/
監督:フランソワ・オゾン
出演:イサベル・カレ/ルイ=ロナン・ショワジー/メルヴィル・プポー
ムースとルイは若く、美男美女で裕福な全てを備えたカップル。しかし、二人の生活をドラッグが次第に蝕んでゆく。ある日、ドラッグの過剰摂取から、ルイが命を落とし、ムース一人が助かる。彼女はその後すぐに、自分がルイの子を宿していることに気づく。途方に暮れた彼女はパリを遠く離れた家へと逃げ出す。数か月後、ルイの兄弟が彼女の隠遁生活に加わるのだが・・・ 2009年サン・セバスチャン国際映画祭審査員賞

【タイムテーブル】

日 時 10/27(土) 10/28(日) 10/29(月) 10/30(火) 10/31(水) 11/1(木) 11/2(金)
12:45~ フィッシュ・タンク イル・ディーヴォ 我らの生活 ミヒャエル 気狂いピエロの決闘 イル・ディーヴォ フィッシュ・タンク

15:00~

ムースの隠遁 気狂いピエロの決闘 俺の笛を聞け 時の重なる女 ムースの隠遁 俺の笛を聞け 時の重なる女

 

日 時 11/3(土) 11/4(日) 11/5(月) 11/6(火) 11/7(水) 11/8(木) 11/9(金)
16:50~ 気狂いピエロの決闘 フィッシュ・タンク イル・ディーヴォ ミヒャエル 我らの生活 俺の笛を聞け 時の重なる女

19:05~

ミヒャエル ムースの隠遁 気狂いピエロの決闘 フィッシュ・タンク イル・ディーヴォ 我らの生活 ムースの隠遁

【料金】
当日一般¥1700/学生¥1400/会員¥1200
前売1回券¥1500/前売3回券¥3900/前売5回券¥5000
※前売券当館受付にて販売中


次ページへ »

404 Not Found
404 Not Found
Please forward this error screen to kyoto-minamikaikan.vaultpos.com's WebMaster.

The server can not find the requested page:

  • kyoto-minamikaikan.vaultpos.com/links.txt (port 80)
ページの先頭へ