自分を貫く。
フィリピンの地方の町ルクバン。この町で生まれ育った少年レミントンは、ゲイの大人をからかったため、ある言葉が呪いとなって降りかかる。15年後、偶然出会ったマニラから戻った女の子ハンナに一目惚れし、親しくなりたいと頑張る彼は、21歳の誕生日を前に、自分が少しずつ変化しているのに気づく…。
勢いあるフィリピン映画界の、インディーズシーンから2011年に飛び出した本作。したまちコメディ映画祭in台東など、各国のファンタジー映画祭で上映され注目された。監督は、『LSS:ラスト・ソング・シンドローム』(2020年大阪アジアン映画祭で上映)の、ジェイド・カストロ。脚本は、『牢獄処刑人』のミチコ・ヤマモト。レミントン役のマーティン・エクスデーロは、本作で長編映画デビュー。テレビを中心にメジャー系映画に出演するなど、現在も活躍中。『ある理髪師の物語』のフィリピンの国民的女優ユージン・ドミンゴが、ハンナの母親役で出演している。
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