NY暗黒街に君臨するファミリーの
栄枯盛衰を描いた年代記・第一章
犯罪組織マフィア―そのファミリー内に渦巻く愛憎、組織間の抗争を非情なタッチで綴った年代記。幼き日、シチリアから移民してきたヴィトー・コルレオーネは、今やNY暗黒街の「ドン」として敬われ、畏れられていた。アカデミー賞・作品賞ほか3部門を受賞。監督コッポラの名を一躍高め、ニーノ・ロータの音楽も一世を風靡した。
1945年、ニューヨーク。ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の邸では娘コニーの盛大な結婚式が開かれていた。ヴィトーには他に3人の息子がおり、三男マイケル(アル・パチーノ)は婚約者ケイ(ダイアン・キートン)と列席していた。華やかな式の裏側で、ヴィトーは友人たちからの訴えに耳を傾けていた。助けを求められれば親身になって問題を解決するのがヴィトーの信条であり、「ゴッドファーザー」(名付け親)としての義務だった―。
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