血に始まり、血に終わる——
『タクシードライバー』のポール・シュレイダー脚本、至極のハード・バイオレンス・アクション!
ネトは殺しの生業から身を引き、良き父として生きることを望んでいる。出所後、今も愛する妻ナディアと息子フリオに会いに行くが、ナディアの新しい恋人ヴィンセントの存在を知ることとなる。ヴィンセントは表では不動産業を営むビジネスマンだが、裏ではネトと同じ殺しの世界に生きる男だ。ネトは足を洗い、かつての妻と愛する息子を取り戻そうとするが、ネトに血の恨みを持つ多くの男たちが彼の行く手を阻む・・・。
『タクシードライバー』『レイジング・ブル』などを手掛けた伝説の脚本家、ポール・シュレイダーが放つ、怒りと哀しみの復讐劇!
タクシードライバーの職に就いたベトナム帰還兵の青年(ロバート・デ・ニーロ)を主人公に、マーティン・スコセッシがメガホンを取り、第29回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを獲得した70年代を代表する傑作スリラー『タクシードライバー』(1976)や、同じくデ・ニーロ、スコセッシ監督と組んでブロンクスの怒れる牡牛の異名をとったボクサーの半生を描き、第53回アカデミー賞®に於いて8部門ノミネート、2部門受賞を果たした『レイジング・ブル』(1980)などの脚本を手掛けた巨匠ポール・シュレイダー。伝説の脚本家が新たに書き下ろしたのは、出所後に家族と平和に暮らすことを望んだ裏稼業の男が、それを許さない組織によって行き場を失う物語。映画史に残る作品を数多く生み出してきた巨匠が現代に放つ“怒り”と“哀しみ”の復讐劇!