骨髄移植経験者が演じる「いのち」の物語
主演俳優の樋口大悟は、25歳の時に急性骨髄性白血病と診断された。
壮絶な闘病生活の後、骨髄移植により寛解。
自身の経験を活かし命の大切さを伝えたい。骨髄バンクを支援したい。
主演俳優自ら企画・原案を行った「骨髄移植と命」をテーマにした映画です。
「助かるためには骨髄移植しかない」とドクターは言った…。
桧山大介(樋口大悟)は空手の講師をしながら、競技者としても全国大会を狙える実力者だった。ある日、稽古の最中に倒れて病院に運ばれると、白血病だと診断された。
「この俺が白血病?」最初は軽く考えていたが、病気は彼の人生を大きく変えた。闘病生活のなかで体力は衰え、空手もそして恋人さえも彼の元を去って行った。そしてドクターは言った。「助かるためには骨髄移植しかありません」。
骨髄移植は血液を作る造血細胞を他人のものと入れ替えると言う治療法だが、白血球の型が合わなければ移植は出来ない。どんなに優秀なドクターがいても、造血細胞を提供してくれるドナーがいなければ成立しないのである。
彼を救う事が出来るのは、遠く新潟県糸魚川に住む桜井美智子(松本若菜)という女性だけだった。しかし彼女の家族は彼女がドナーになることに反対だった。