『センキョナンデス』ラッパーと芸人が沖縄へ
©「シン・ちむどんどん」製作委員会
前作公開から半年、早くも野次馬二人が帰ってきた!
今回は、日本一選挙が熱い沖縄へ!!
選挙戦に野次馬参戦するダースレイダーとプチ鹿島。『劇場版 センキョナンデス』は、全国およそ50館に広がり、観客動員数は1万人を突破。忖度なしの二人の姿勢は多くの観客の心をつかんだ。
第2弾となる本作は、復帰50年の節目となった昨年9月の沖縄県知事選から物語は始まる。当時放送中だった朝ドラ「ちむどんどん」を推す全候補者に、その答えから人間性がわかると質問攻めするプチ鹿島。SNS上に溢れる「沖縄と選挙」を取り巻く膨大なデマを問題視し、候補者に直撃するダースレイダー。そして二人は、選挙戦の争点となった「基地問題」について、現地の人に話を聞こうと、座り込み抗議がおよそ3000日続く辺野古の現場を訪れる。ダースレイダーはそこで即興のラップを披露。音楽と共に闘う沖縄の人々とのコラボが実現した。ところが、選挙の翌月、ひろゆき氏による「座り込み抗議」への冷笑ツイート騒動が起こる。そこに大量の「いいね!」が付いた状況を見過ごせないと考え、二人は再び沖縄へ。そこで目にしたものとは…。
いつもは陽気なラッパーと芸人が言葉を失う予想外のラスト。笑いあり、涙あり、沖縄から日本の民主主義を問う、ちむ(胸)がどんどん(ドキドキ)するドキュメンタリーが誕生した。
両監督とプロデューサーからのメッセージ
僕らは何も知らない。沖縄復帰50年に行われた県知事選挙というお祭りの取材をしながらも、僕らは沖縄のことを、日本のことを、アメリカのことを知らず、そして民主主義のことも、憲法のことも知らないことを痛感した。僕らはなにをしているのか? なぜそこに歌と踊りがあるのか? そんな問いに向き合う旅、ぜひご一緒してください。
■ダースレイダー(監督)
我々の「選挙漫遊」師匠である畠山理仁さんから「沖縄の選挙は見たほうがいいですよ、本当にお祭りだから」と教えてもらっていたので沖縄漫遊は夢でした。ド派手な前半になってます。
後半は沖縄について私たちの独自レポートです。「知らない」ということを知ろう、というテーマです。考えることのきっかけになればと思います。
■プチ鹿島(監督)
鹿島さんのしつこい質問攻めは健在、より磨きがかかって候補者を追及する。ダースさんの辺野古ゲート前のラップは圧巻、涙なしには見られない映画の最大の見どころだ。そして本作は、ひろゆき氏の冷笑ツイートへのアンサー映画でもある。ぜひ、座り込みの現場の人たちのリアルな声を聞いてほしい。
■大島 新(本作プロデューサー)