MAD教授が仕掛ける 映画の迷宮
(C)ISHII GAKURYU
石井岳龍がのぞきこむ映画の深淵 映画の内宇宙(インナートリップ)の彼方へ
『パンク侍、切られて候』(2018年)以来、5年ぶりとなる石井岳龍監督最新作が遂に劇場公開。神戸芸術工科大学での映画創作研究活動の集大成にして、原点たるハードコア精神に立ち返った石井岳龍最大の問題作にして怪作が遂にベールを脱ぐ!
学生たちが足早に向かった研究室に向かうと、拳銃を呑み込み、発砲!!突然の失踪!強烈な印象を残す「石井岳龍教授」を監督本人が演じ、さらに制作スタッフ全員がカメラの前に立ち、フィクションとドキュメントがせめぎ合ってゆきながら、映画を学び、作り上げていく混濁したプロセスそのものを、石井岳龍の脳内電気信号純度100%で出力!!!
常に表現のフロンティアを切り開いてきた石井岳龍による厳格な実験精神と秘めた獰猛さが結実したISHII映画の到達点たる2時間45分のインナートリップ!