「環境に優しい」商品のヤバい現実
スーパーの店頭で目にする「環境にやさしい」商品に疑問を抱いた監督が、専門家と2人で世界一周をしながら「エコの嘘」の実態に迫っていくオーストリアのドキュメンタリー。ベルナー・ブーテ監督はグリーンウォッシングの専門家カトリン・ハートマンともにスーパーを訪れる。そこで2人はカップスープやピザ、ドレッシングなど多くの商品に「持続可能な」と表示のあるパーム油が使用されていることを知る。ハートマンは「持続可能なパーム油などない」と主張し、その言葉に驚いた監督は実態を知るためハートマンともに旅へと出発する。2人が最初に向かったのは世界一のパーム油生産量を誇るインドネシア。そこで2人が目にしたのは、かつての熱帯雨林だった土地が、パーム油農園拡大のために企業によって不法に焼き尽くされた姿だった。それは「環境にやさしい」商品を生産するために環境を破壊するという矛盾に満ちた行為だった。
©ce&a film
【仮設の映画館】でも絶賛公開中!
6月26日㊎24:00まで配信中
新型コロナウイルスの影響で全国的に映画館が休館となりました。また、再開されてもすぐに以前のように映画館に足を運べるか分からない状況です。そこで、配給会社東風が立ち上げた「仮設の映画館」に、当館で公開予定のユナイテッドピープルによる配給作品『グリーン・ライ ~エコの嘘~』も参加することとなりました。
観客のみなさんは、どの映画館で作品を鑑賞するのかを選ぶことができます。そして、その鑑賞料金は「本物の映画館」の興行収入と同じく、それぞれの劇場と配給会社、製作者に分配される仕組みです。
状況が改善したらぜひ映画館に足を運んでください。
それでは、「仮設の映画館」にて『グリーン・ライ ~エコの嘘~』をお楽しみください。