90年代のあの頃、
若者たちはミニシアターを目指した―。
3/19㊎、約20年ぶりに劇場のスクリーンに蘇る『バッファロー’66』の京都公開を記念し、
90年代中盤から2000年代初頭までの同時代的ミニシアターの名作群を一挙リバイバル上映致します。
3/12㊎からは『トレインスポッティング』と『レオン 完全版』を、
3/19㊎からは『恋する惑星』と『アメリ』を、それぞれ1週間ずつ限定上映!どうぞお見逃しなく!
90年代を代表する映像作家ウォン・カーウァイが、香港の重慶マンション周辺を舞台に、ある二組のカップルの出会いをめぐるドラマを独自の語り口と映像感覚で綴った一編。
失恋した警官223号(金城武)は、逃亡中のドラッグ・ディーラーの女と出会い、恋人とすれ違いが続く警官663号(トニー・レオン)は、飲食店〈ミッドナイト・エクスプレス〉の店員フェイ(フェイ・ウォン)と出会うが…。
ウォン・カーウァイ自身の製作会社であるジェット・トーン・プロの第1作。撮影は前半部をカーウァイの劇場第一作『いますぐ抱きしめたい』のアンドリュー・ラウ(ラウ・ワイキョン)が、後半部を『欲望の翼』のクリストファー・ドイルがそれぞれ担当。
効果的に使用される劇中曲は、デニス・ブラウンの「Sings in Life」、ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」、ダイナ・ワシントンの「縁は異なもの」、フェイ・ウォンの「夢中人」(クランベリーズの『Dreams』のカヴァー)ほか。95年香港電影金像奨作品・監督・主演男優賞受賞。